避妊薬スタート時期とオギノ式

オギノ式とは、産婦人科医で医学博士の荻野久作氏が解明した排卵時期の研究をもとにした避妊方法です。本来は避妊のための理論ではないため、避妊方法としては不確実だということを知っておきましょう。荻野学説では、次の月経予定日からさかのぼって、14日目とその前後2日間の計5日間の間に排卵が起こるとしています。妊娠を望まない場合には、この時期には性交を避けるか、コンドームなどで確実に避妊する必要がありますが、排卵期はあくまでも目安です。
オギノ式では、排卵期の特定が不確実であること、男性の協力が欠かせないというデメリットがあります。これに対して避妊薬は、正しく服用すれば、ほぼ確実な避妊効果が得られ、女性が自分の意思で避妊できます。避妊薬には、女性ホルモンが含まれており、これによって、脳が妊娠していると判断して排卵が起こらなくなります。
避妊薬は、月経開始日から飲み始め、21日間飲み続けたら7日間の休薬期間をおいて、また21日間飲みます。避妊薬によっては、再開日の飲み忘れを防ぐために、休薬期間には偽薬を飲むタイプもあります。また、ホルモンの変化を自然に近づけるように、含有ホルモン量を2段階や3段階に変化させるタイプもありますので、この場合には飲む順番を間違えないように注意します。
避妊薬を使用する場合の注意は、1日1回、同じ時間帯に服用することです。飲み忘れると避妊効果がなくなりますので、朝の洗面時に服用したり、アラームを鳴らすなど、ふだんの生活に組み込む工夫をします。また、高齢や喫煙習慣があると服用できない場合もあります。避妊薬を購入する際には、婦人科を受診して服用方法などをよく聞いて処方してもらいましょう。